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志望校に合格してすぐに塾を辞めるのが危険なたった1つの理由

みなさんこんにちは。

今回は、「いつまで塾に通い続けるか」ということをテーマに話していきます。
恐らくですが、
『志望校に合格したらすぐ辞める』
という方がほとんどなのではないでしょうか?
そりゃそうですよね!お金もかかるし!
受験が終わったら春休み!遊びまくりたい!
旅行にディズニー、USJ、それから、、、
でもちょっと待ってください。
それ、もしかしたら危険かもしれません。
どうして危険なのかを、私の後悔エピソードを踏まえてお話ししていきます。
目次
結論:5月か6月くらいまでは続けてほしい
回数を減らしてでもいいので最初の定期テストまでは続けましょう。
あわよくば夏休み前くらいまで続けられたらベストです。
なんで5月か6月まで続けるのがベストなのかという理由は非常にシンプルで、定期テストがあるからです。
生徒Aさんと生徒Bさんを例に出して比べてみましょう。
二人とも同じ高校に合格して進学することになりました。
◆生徒Aさん
塾に週5日通っていましたが、受験に合格してからは週1回に減らして高校の予習をしました。
5月中旬の定期テストでは、5教科で400点という成績でした。
◇生徒Bさん
春休みも遊びまくり、高校に入ってからも高校デビューでとにかく勉強をしませんでした。
Aさんと同じ定期テストで、5教科200点という成績でした。
最初の定期テストは今後の学校生活を決める
Aさんは400点
Bさんは200点という結果でした。
この結果に対して、ほら!こんなに差がついたでしょ!ということが言いたいわけではありません。
今後その点数が基準になるのが怖いのです。
図で説明します。
例えばAさんは、次の7月のテストで300点を取ったとしましょう。
するとAさんはどう感じるでしょう。
おそらく「悔しい、もっと取れるはずなのに、、、」と感じるのではないでしょうか。
するとAさんは次は絶対に点数をあげてやると努力をするため、
今後、総合点数で300点~500点の間を右往左往するでしょう。
Bさんも7月の定期テストで300点だったとしたら、どう感じると思いますか?
おそらくBさんは「やった!前回よりも伸びた!うれしい!」と感じるのではないでしょうか。
するとBさんはこの結果に比較的満足をし、
今後、総合点数で100点~300点を右往左往することでしょう。
そんなことを示している図だと思ってください。
同じ300点なのに感じ方が全く異なってきます。
ここで段々と自分からしても周りからしても「基準」が生じてきてしまうんですね。
これがとても怖いです。
合格時の点数でも多少差はあるかもしれませんが、
いくらでも逆転可能なレベルです。偏差値が10も違うってことはないはずですから。

(余談)どの社会にも落ちこぼれは存在する
みなさんは働きアリの法則を知っていますか?
100匹のアリを用意すると、
20匹がよく働き、60匹が普通に働き、20匹がほとんど働かないという法則です。
アリは社会性昆虫とも呼ばれ、よく人の組織を考えるときのモデルとなったりもします。
例え良い中学、高校に入ったとしても、
そのうちの20%はいわゆる「落ちこぼれ」の属性になってしまいます。
開成高校や灘高校といった超トップ校に入った人が全員超優秀なまま、東大や医学部に合格するかと言われると実際そうではありません。
やはりどのような組織でも落ちこぼれてしまう人は出てしまうのです。
その落ちこぼれになるかならないかを決めるのに非常に重要なのが、
最初の定期テストなのです。

高校生のときに落ちこぼれた話
中学校3年生の1月に受験を終え、偏差値70を超える高校に合格することができました。
しかし、高校1年時の定期テストで学内偏差値なんと21。。。。
偏差値21ですよ?見たことありますか?笑
自分でも目を疑いました。

一般の模試を受けても偏差値は30台でした。
もう超が付くほどの落ちこぼれです。
そして髪を染めてピアスも空けて、、、
本当に親泣かせだったと反省しています。
結果として、高校生活中はずっと学年で下から数番目の順位。
落ちこぼれで出来損ないの馬鹿キャラで過ごしました。
そして現役で大学は1つも受からず、
1年間浪人し、本気で勉強して大阪大学に合格しました。
最初の定期テストでいい点数が取れていたら、
きっと自分の意識も周りの視線も変わっていたことでしょう。
いわゆる「優等生キャラ」で過ごせていたかもしれません。笑
現役で大学も合格できていたかもしれませんね!
まとめ
中学、高校に合格した!と浮かれて定期テストまでの数か月を過ごすのか、
油断してはいけない、スタートダッシュが肝心だというスタンスでちょっと頑張りながら過ごすのか。
そのたった数か月で今後が変わってくると考えれば、
塾や予備校は最初の定期テスト前か夏休み前くらいまで続けるのがよいかもしれません。

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